作業着に小さな穴やかぎ裂きができて、「手縫いで直したいけれど、どこからどう縫えばいいのか分からない」と迷うことがあります。
私は、こうした小さな破れを刺繍糸でダーニングして補修しています。特別な補修材や当て布は使っていません。
この記事では、約5mmの穴と約2cmのL字型のかぎ裂きを例に、縫い始めから穴を埋めるまでの手順と、かぎ裂きを縫うときの仮止め方法を紹介します。
※手順が分かりやすいよう、複数の作業着・補修箇所の写真を使って説明しています。
⚠ 安全靴・防護服など、防護性能が決まっている装備は自己判断で補修せず、メーカーや専門業者へ相談してください。
作業着の小さな破れはダーニングで手縫いしている
作業着にできた小さな穴やかぎ裂きは、刺繍糸を使ったダーニングで補修しています。当て布は使わず、破れた部分を糸で埋めるように手縫いする方法です。
約5mmの穴と約2cmのかぎ裂きを補修している
実際に補修しているのは、約5mmの穴と約2cmのL字型のかぎ裂きです。
どちらも基本的な縫い方はおおむね同じで、破れた部分に一方向へ糸を渡したあと、直角方向にも糸を通して埋めていきます。
かぎ裂きの場合は、縫い始める前に裂けた布端を元の位置に合わせて仮止めします。詳しい手順は次の章で説明します。

刺繍針と3本取りの刺繍糸を使う
補修に使うのは、刺繍針と刺繍糸です。刺繍糸は3本取りにして使っています。
この方法では当て布を使わず、刺繍糸を直接通して破れた部分を埋めていきます。
作業着の破れをダーニングで補修する手順
ここからは、刺繍糸を使って破れを埋める手順を紹介します。約5mmの穴とかぎ裂きで基本の縫い方はほぼ同じですが、かぎ裂きでは縫い始める前に布端を合わせておきます。
ほつれた糸を必要に応じて切って整える
破れた部分に長いほつれ糸が残っていると、縫うときに邪魔になるため、先に切って整えます。
短いほつれ糸まで毎回処理しているわけではありません。私は、気になるときや縫いにくそうなときだけ整えています。

かぎ裂きは布端を合わせて仮止めする
L字型のかぎ裂きは、裂けた布端をできるだけ元の位置に合わせてから縫います。
そのまま縫うと途中で布がずれたり、裂け目が広がったりしやすいため、私はまち針で仮止めしています。手元にまち針がない場合は、安全ピンを待ち針のように使い一時的に留める方法でも作業しやすくなります。
この仮止めは、穴を補修するときには必要ありません。
穴の外側から針を出して一方向に糸を渡す
刺繍糸に玉結びをして、直したい穴の少し外側から、服の裏側から表側へ針を出します。
そこから、穴をまたぐように一方向へ糸を渡していきます。破れた部分の上に糸を並べるようなイメージです。

必要に応じて直角方向にも糸を織り込む
一方向に糸を渡した状態で補修を終えることもあります。
さらに糸を入れるときは、最初に渡した糸と直角になる方向へ、ダーニングのように糸を織り込んでいきます。縦方向に渡した糸に対して横方向の糸を交互に通し、格子状にして破れた部分を埋めます。

縫い終わったら裏側で玉止めする
破れた部分を埋め終えたら、最後は服の裏側で玉止めします。
これでダーニングによる補修は完了です。

刺繍糸は100均と手芸店のものを使っている
補修には、100均の刺繍糸と手芸店で購入した刺繍糸の両方を使っています。
100均の刺繍糸でも補修できていますが、私が使ったものは、縫っている途中で毛羽立ってボロボロしやすいことがありました。
手芸店の刺繍糸は、作業着に近い色を選びやすく、私が使った範囲では100均のものより毛羽立ちにくかったです。
ただし、これは私が実際に使った刺繍糸での使用感です。
作業着の小さな破れは刺繍糸のダーニングで補修できる
私は、作業着にできた約5mmの穴や約2cmのL字型のかぎ裂きを、刺繍糸を使ったダーニングで補修しています。
当て布は使わず、刺繍針と3本取りの刺繍糸を使用します。破れた部分に一方向へ糸を渡し、必要に応じて直角方向にも糸を織り込んで埋めていく方法です。
かぎ裂きの場合は、裂けた布端を元の位置に合わせ、まち針などで仮止めしてから縫うと作業しやすくなります。
なお、安全靴や防護服など、防護性能が決められている装備はこの記事の補修方法の対象外です。破れがある場合は自己判断で補修せず、メーカーや専門業者へ確認してください。

